非正規従業員に逆らえない正社員の管理者が続出?!その理由とは?
どんな世界にも序列が出来てしまうもので、自分が非正規労働者として働く会社の一つにも、その傾向が表れてきたところがある。
非正規の世界で生きている人にはわかると思いますが、力を持った非正規従業員と、そうでない非正規従業員という、非正規の中にも力関係というのは、必ず出てくるものなんですよね。
今日は、非正規従業員が力を持つということについて、考えてみたいと思います。
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例えば、正社員の世界では、悪い言い方をすれば、お局様とか呼ばれて、部長や課長クラスの管理者でも頭が上がらないような一般社員の方がいらっしゃるところもあると思います。
それと同じように、非正規従業員の世界にも、管理者の人たちよりも発言権の強い人というのが存在するんですね。
「あの人は使えないから、他の部署にやってちょうだい・・。」
「あのやり方は気に入らないから、こちらのやり方でやらせてもらいます・・。」
みたいなやり取りが、管理者の人と当たり前に行われていて、管理者の人も従わざるを得ないような状況が、普通にあったりするのです。
おそらく、非正規の世界をよく知らない人や、古い考え方を持った人には、理解不能なんだろうとは思いますけどね。
所詮非正規なんだから、切ってしまえば終わり!
・・と考える人は多いと思いますし。
ですが、課長クラスの現場の管理者程度では、その有力な非正規従業員を切るなんてことはもちろん、逆らうこともできないんです。
では、なぜそのような現象が起こってきているのか?
もちろん、人手不足ということで、一人でも辞めさせるわけにいかないという理由はあると思います。
実は、自分は事務所に寄ったときに、チラッと社内文書を見てしまったことがあります。
そこには、従業員を辞めさせることは絶対禁止というような、役員の人からの命令が書いてありました。
そのぐらい、特に製造業などの大人数が必要な業種にとっては、この人手不足の影響は大きいということですね。
だったら外国人を雇えばいいじゃない!
と考える方もいらっしゃることでしょう。
でも、外国人労働者って、出来ることが限られてますし、時間的な制限も大きく、使いにくいというのが現状のようです。
また、主力の技能実習生に至っては、雇える上限も常勤従業員の数によって決められており、それほど多くはないわけで、なんだかんだで、日本人を外国人に置き換えることは不可能なんですよね。
そして、非正規の中にも力を持つ人が出てくる理由は、他にもあります。
一番大きいのは、組織が大きくなっているにも関わらず、正社員の管理者
の人数が少ないという点ではないでしょうか。
会社でも、正社員はどんどんリストラや圧迫などで、減ってきているのが、自分の目から見ても明らかです。。
お金を生まない、人を管理する人というのは、多くいる必要がないんでしょうね。
それよりも不足しているのは、実際にお金を生んでくれる、現場で働く人たち・・。
現場で管理する人が減ってきているのだから、今まで正社員さんが管理していた非正規従業員を、非正規従業員の中から優秀な人が管理するようになる。
そして、実際に管理していない、名目上の管理者の人は、現場の核となっている非正規の人に聞かないと、現場のことを把握することすらできなくなっている・・。
また、実際に管理している現場の非正規従業員に人望が集まり、その人を会社が責めようものなら、他の非正規の人たちが反発してしまう・・。
もし辞められでもしたら、ごっそりそのチームの人がいなくなってしまう恐れすらあるんですよね。
まるで、一国の主である守護よりも、現場にいた守護代や城代が力をもってしまったような、かつての戦国時代のようなことが、普通に起こってきているんです。
下克上で、非正規から課長へ・・なんてことはないかもしれませんが、名目上の上司なんてものは、ただの操り人形であり、傀儡でしかなかったりします。
時代の流れなのか、こういう構図が出来上がりつつありますので、非正規社員で力のある人というのが存在するという、これまでには考えられなかったことが起こってきているんだと思います。
こうしてみていくと、非正規の社会も、だんだん面白くなってきたと思いませんか?
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