働き方改革で会社員の年収が減る?!非正規と外国人が増える気が・・。
来年4月より、まずは大企業で施工予定の働き方改革法案。
非正規社員と正規社員との格差是正や、残業時間の規制などが盛り込まれたもので、夏ごろのニュースなどでは、毎日のように登場した内容ですので、働くほとんどの方がご存知だと思います。
本来は正社員を増やすためという目的を持っていたようですが、実際に運用してみたら、いったいどのような影響があるのでしょうか?
貧乏フリーターなりの考えを書いてみたいと思います。
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この法案ですが、世間では、残業代をカットするための法案だと理解されている場合が多いようですね。
確かに、これまで特に定めのなかった残業時間に、初めて上限を設けるわけですから、そう思われる方も多いと思います。
会社員の友人も、「これからは残業代で稼げなくなる」というようなことを言ってましたし、特に進学を控えたお子さんがいらっしゃる家庭の方にとっては、打撃が大きい可能性もありそうですね。
大まかに書きますと、残業に関しては、月40時間、年360時間を超えてはいけないということですが・・。
この数字ですが、どう見ますか?
定時で帰るのが当たり前の方にとっては、おそらくゆとりのある数字に思えるでしょう。
ですが、サラリーマン時代の自分の労働時間の感覚からすれば、簡単に超えてしまう、かなり厳しい上限であると思います。
これは収入が激減する人も多いんじゃないかなぁ・・。
一般的なサラリーマンの方の場合、残業代は時給換算で2000円~3000円程度だと思います。
月22日出勤で、毎日2時間残業していたような人の場合、残業がもしゼロになれば、10万円前後の収入源になる可能性があるわけですね!
そのぐらいの残業時間って、業種によっては「普通」といってもいいぐらいなのではないでしょうか?
さらに、自分はその上限は超えていないから大丈夫・・という考え方もかなり怪しくなると思われます。
この法律の本来の目的は、一人一人の働きすぎな現状を改善し、その分、新たな雇用を生み出そうという考え方のようですから。
つまり、残業時間を減らした分の仕事を他の人にまわして、雇用を増やしていくということです。
その場合、残業をしないということが当たり前で、残業時間が一気にゼロになる人もたくさんいらっしゃることでしょうね。
年収規模で、100万円ぐらい下がる人も、普通にいるように思えますが・・。
ところで、残業を減らした分の仕事はどうなるのでしょうか?
政府の考えるように、雇用創出で正社員の数を増やすということになれば、それはそれでいいと思いますけど・・。
日本は今後、人口減による影響で、確実に労働力は減っていきます。
今でも人手不足で、仕方なく外国人の移民政策を進めているわけですから。
正社員を雇うといっても、特に若い人の取り合いになるだけで・・。
我々のような、何の特徴もないような中高年層にとっては、それほど大きな変化はないかもしれません。
特に、残業をさせるのであれば、正社員の残業時給が仮に2500円とすると、時給が高い正社員よりも、残業時給が1250円の非正規労働者を選ぶのが、経営側としては当然の選択だと思います。
外国人労働者も、今は非正規労働者の人がほとんどですよね。
当然、学生などの滞在期限のある人を正規では雇えないですし、今の現状を見ていると、外国人の人は使い捨ての安い労働者という感覚で見ている企業がほとんどだと思います。
結局は、これまでと同じように、外国人労働者や、非正規の人を増やしていこうという動きになるのではないでしょうか?
そして、これまで残業代を頼りにしていた会社員にとっても、さらに年収が減っていくという負のスパイラルが起きるかもしれません。
もしかすると、人手の確保のために、自分のような非正規の待遇は多少上がっていくのかもしれませんが・・。
となると、非正規から抜け出せない人がさらに増えていく・・。
今日は、非正規で働く中年フリーターの目線で、働き方改革が実施された後の社会について、考えてみました。
実際にどうなるかは施工後にしかわかりませんが、ただ単に、残業がなくなって収入が減る人が増えるようにしか思えませんが・・。
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