人たらしという言葉は良い意味?秀吉に学ぶ人心掌握術とは?
人たらしという言葉があります。
日本の歴史上においての人たらしは、あの誰もが知っている豊臣秀吉が有名ですね。
彼が農民から天下人にまで成り上がれた理由の一つは、その巧みな人心掌握術によるものだと言われています。
今日は、職場や学校などで意識したい、人たらしという技術について、考えてみたいと思います。
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人たらしというと、なんとなく調子のいいやつみたいなイメージがあるかもしれません。
もしかすると、あまりいい意味では使われない言葉である可能性もありますよね。
ですが、人たらしというのは、いわゆる、おべんちゃらを言ってご機嫌取りをするような人のことではありません。
人たらしは、「人誑し」と書きます。
つまり、人を誑す(たらす=だます)というのが本来の意味のようです。
こう書きますと、やっぱり悪い意味で使われる言葉なんじゃないの?と思われるかもしれませんね!
日本の歴史上、最も有名な人たらしは、豊臣秀吉だと思います。
ただ、これには少し理由もあるようで、司馬遼太郎さんの著書の中で、「日本一の人たらし」と、いい意味で賞されてから広まったと言われています。
仕えた織田信長に、ふところで温めておいた草履を出して喜ばれただとか、上司の名前から一字ずつをもらった苗字に改めただとか、人の心をつかむのが上手だったのは間違いないようですけどね。
本来は人を騙すという意味のある人たらしという言葉ですが、秀吉さんのイメージもあってか、今では、「人の心を掌握する」というような、良い意味で使われることのほうが多くなってきたと思います。
これって、職場や学校でも使える技だと思いませんか?
人の心をつかんで、味方を増やすことで、自分自身の能力が高くなかった場合でも、出世することも人気を得ることもできるのですから。
では、どうすれば人の心をつかめるようになるのでしょうか?
例えば、職場で困っている人を助けてあげるとか、上司の言うことを素直に聞くとか、そういった当たり前のことでも、人の心をつかむことはできると思います。
別に何か裏技的なことをしなくても、人の役に立とうという気持ちがあれば、相手の心は必ずつかめて、信頼されるようになるのではないでしょうか?
逆に、人に頼る、甘えるということも大事なことかもしれません。
教えてもらう、手伝ってもらうという行為は、決して相手にとって迷惑な行為であるとは限りません。
相手にとってみれば、頼られることは自尊心をくすぐられる行為ですよね?
また、「これだけしてあげたんだから、きっと自分はこの人が好きに違いない」という感情も芽生えてくると思います。
どちらかというと、秀吉さんは、こちらの能力が高かったのではないかな?と、個人的には思っています。
人を信頼して、人に甘えて、人を上手に使う・・。
いわゆる「甘え上手」こそが、秀吉さんの人心掌握術のポイントだったのではないでしょうか。
人に甘えるのは難しいですか?
自分もかつてはそう思っていました。
でも、会社の倒産やリストラなどを経験して、地位も名誉も過去の努力の意味もすべて失って、自分のプライドというものがズタズタにされてからは、少し考え方が変わってきたように思います。
今では、職場でも、「あなたは甘え上手で困るわ~」と言われるようになりました。
そう、きっと、邪魔しているものは、その無駄なプライド。
その無駄につくっている壁を取っ払ってしまえば、甘えるという行為は、呼吸するのと同じぐらいに当たり前にできてしまえるんです。
そこに気がつけたのは、自分の中ではとても大きかったと思います。
人たらしの天才と賞された秀吉さんについても、きっと、低い身分出身で、変なプライドがなかったからこそ、相手に自然と甘えられたのかもしれませんね。
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